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痔の治療法・PPH療法について
痔のPPH療法
痔の治療方法で「PPH療法」というのをご存知でしょうか。
これは、直腸の内部に筒状の自動縫合器を挿入し、痔核の2センチ上の
直腸の粘膜部分を輪状に切除し同時に、粘膜を縫合するという治療法です。
痔の進行具合が中度〜重度の内痔核の治療に良いとされています。
PPH療法を行うと?
垂れ下がっていた痔核や肛門の粘膜を
正しい場所まで吊り上げ脱肛状態ではなくなります。
粘膜自体を切除するため、今まで痔核に流れ込んでいた血流が遮断され
痔核が徐々に小さくなっていきます。
治療法のメリット
・術後の痛みが少ない
・排便に影響がない
・早期退院
・早期社会復帰が可能
・傷がなく見た目がきれい
また、肛門部分を切除している訳ではないので腫れることもなく、
外見から見ても手術の後がほとんどわからないでしょう。
治療時に多少の出血がありますが、この程度は一般的な出血と言えるでしょう。
デメリット
直腸自体は痛みを感じない部分なので痛みがありませんが、肛門の表皮部分を
不必要に切除してしまうと傷が付き、痛みを感じてしまう事があります。
機械を使い治療を行うために
「
肛門括約筋の一部を切除してしまう」
という危険性も稀にあると言われています。
PPH療法は、内痔核の治療に適しています。
ただ、一部が脱肛してしまっているような痔核には向いていません。
一度、専門医で相談してみると良いですね。