痔の症状と種類〜改善方法とは!TOP > 痔の治療法 > 痔の治療 輪ゴム療法とは?

痔の治療法・輪ゴム療法について



痔の輪ゴム療法

痔の治療法で「輪ゴム療法」というものがあります。

痔核の根元を特殊な筒状のゴムを使って縛り、
痔核へ供給される血液を遮断し大きさを小さくさせていく方法。

縛られた患部は縮小し、
数日すると壊死して自然と脱落していきます。

この方法は、元々外来治療を目的として開発された治療法で
「マックギブニー法」とも呼ばれています。

いぼ痔や痔核には効果が現れますが
切れ痔、痔ろうなどには効果がありません。

ただ、注射療法よりは高い効果があると言われています。

切除手術とは違いその日のうちに帰る事が可能で、
基本的に麻酔も使いません。

直腸部を縛っていくので、痛みもほとんど感じることがありません。

術後は、排便時などに多少の痛みや出血がある程度で数日安静にしていれば、
手術をしたことさえも忘れてしまうくらい回復するようです。

しかし、

切除手術をして完治させている訳ではないので、壊死させて脱落させたとしても、
何年後かに再発する確率が高いという結果も出ています。

・入院している時間的な余裕がない
・痛みから逃れたい
・早急に処置したい


など考えている方にはお勧めの治療方法ですね。

また、高齢の方は、体力面を考え手術はするべきではないとなった場合
この治療方法をとる事があります。

痔の輪ゴム療法は、
一時的なものなので再発した時は切除手術も考えなければなりません。